国内初の一般家庭用ソーラー発電を販売

京セラもシャープとならんで、国内のソーラー発電事業のなかでは古株です。国内初の太陽電池式の家電製品を販売したのがシャープなら、国内初の家庭用ソーラー発電設備を販売開始したのは京セラです。1993年に家庭向けのソーラー発電設備を販売開始し、現在にいたるまで製品開発を続けています。長期にわたる販売実績があるため、信頼度の高いメーカーとして人気があります。人気があるもう一つの理由として、その施工基準の高さがあります。メーカーによって施工は施工業者にまかせているところもありますが、京セラでは設備の設置も責任を持っておこなっています。もっとも基準が高すぎるため、簡単には設置許可がおりず、泣く泣くあきらめる人も多いという話もききます。
実は京セラのソーラー発電設備の最初の製品は、南米ペルーの海抜4000mにあるマイクロウェーブ通信中継機器用電源として採用されたものです。その後も世界中に製品を出荷しています。
もちろん太陽電池の性能自体も評価が高く、最近ではトヨタのプリウスに採用されるなど話題性にかきません。